現場で働くトラックドライバーが語るドライバーの給料(給与)、仕事はきつい?ドライバー不足?いないのか?
今の職業であるトラックドライバーに転職して、だいたい半年が経ちました。
このブログもだいたいそれと同時に始めたので、このブログもちゃんと書き出してから半年ぐらいが経過、ということになります。
アナリティクスを確認しても、初めはほんとにだれも見ていない状態でしたが、ありがたいことに最近は始めた当初に比べるとだいぶPV数も伸びてきています。
本当にありがとうございます。感謝しかないです。
とはいえ、やっぱり検索キーワードを見てみると、ちらほらいろんなキーワードで見てくれているけど、やっぱりワークマンがらみがおおいな、といった印象。
ちょっと頑張らないといけないかなと思っているところです。
PV数が伸びると、けっこうモチベーションも上がるので、今後も頑張っていこうと思う次第ですが、今日はトラックドライバーの職業について書いていこうと思います。
昨今、ドライバー不足が叫ばれていたり、きついとか、底辺の代表格みたいに思われている方も多いかと思いますが、やってみるとそれなりに楽しいことがあったりもします。
この記事を読んで、少しでもこの仕事に対して興味をもったり、ちょっと挑戦してみようかな、とか思ってくれたら幸いです。
つたない文書が長く続きますが、最後までお付き合いしていただけたらうれしいです。仕事中に気が付くところもあるので、この記事は随時アップデートを行っていきます。
また、記事で紹介する内容は私の個人的意見なので、それも踏まえてご理解いただきたくお願いします。
それでは、いってみましょう!
トラックドライバー(運転手)の仕事とは?
これについては、多くを語る必要はなさそうですが、ご想像の通り、荷主さんの荷物を積んで、時間までにお客様のところに届けるのが、仕事の一連の流れです。
結構やってるとおもうんだけどこれは、ゲームに近い感覚になってますね。
よくニードフォースピードみたいなレーシングゲームでミッションを与えられてそれをこなしてくっていう感じで。
あと、一番気をつけなきゃいけないのは、事故。
後述しますが、荷物は遅れるなら荷主さんとお客さんに電話して謝ればたいていの場合、しょうがないよね、で済むけど事故はいろいろと面倒。
また、ドライバーなんて荷物を運んでおろすだけでしょ?って思うかもしれないけど、そうではない。
一日の流れとしては、
①出社
②アルコールチェック(点呼)
③自分の乗るトラックの点検
④荷積み(積荷の検品)ちゃんと積み込んだか確認ね。
⑤運転(移動)
⑥適度なところで休憩
⑦荷下ろし(荷下ろし品の検品)
⑧運転(移動)
⑨適度なところで休憩
⑩入庫(帰ってくる)
⑪帰りの荷物があれば荷下ろし
⑫洗車
⑬点呼(アルコールチェック)、日報処理
⑭帰宅
となります。私の会社での業務は、中距離、1か所積み、1か所おろしが基本なのでこの流れになりますが、積荷箇所や荷下ろし箇所が多い場合は、当然、④~⑪が多くなることになります。
やってみて意外だったのは、アルコールチェック。当然といえば当然、考えてみればごくあたりまえなんだけど、ちゃんとアルコール検知器がおいてあってしっかりと機械で検査する。
あとは車の点検。重機オペやってた時も点検はしてたけど、自分専用のトラックならぶつけたりしたらわかるけど、ローテーションで車を回してる場合は、前日ほかの人が乗った車を使って、次の日は作業するから前の人がぶつけて申告してなかったりすると当然、自分のせいにされてしまったりもする場合があるから要注意。タイヤやライトのチェックもちゃんとしとかないと自分が困る事になるからこれはしっかりやったほうがいい。
あと、運転するだけなんでしょ?と思われがちだけど、荷主さんや荷下ろしのお客様の対応したりするんで、サービス業の一面も少しはある。
まぁ、ほとんどの時間をひとりで過ごすので気は楽だけど。
「オートクルーズ」という機能を使うと、ある程度楽ができる。
よくドライバーって、ずっと運転しててきついんじゃないの?って思う人もいるかもしれないけど、最近はトラックの機能も進化してきてるんだよね。
基本的にはミッションなんだけど、アクセルを踏んで自分の固定したい速度にして「オートクルーズ」ボタンを押すと、一定のスピードでずっと走ってくれるという機能。
ブレーキ、またはクラッチを踏む、排気ブレーキどれかで解除される。高速なんかでこの機能は本当に楽。
ただ、これが原因?で事故が起こってる事もしばしばあるので過信は禁物。
短距離ドライバーさんはあんまり使わないかもしれないけど、中、長距離ドライバーさんにとってはこの機能はほんとに助かってると思う。
事故は大丈夫なのか?そのときの保障は?
事故を起こしても大丈夫。なんてことは、当然ない。
事故を起こしたらいろいろ面倒だけど基本的には、物損であれば会社がある程度は会社が負担してくれるケースがあったりしますが、会社によってまちまち。
働こうとしている、または働いている会社に直接どうなっているかを確認することをおすすめします。
私が、半年働いて事故を起こしたことがあるのか?というと、事故を起こしたことはあります。
どんな事故だったのか、というと、国道を走行中突然、茂みからけっこうな大きさの鹿(「もののけ姫」のヤックルぐらいの大きさ)が突っ込んできました…。
就業中にとても多いのが、動物の飛び出し。狸や鹿、猫、イタチ。鳥など様々な動物が神風アタックをしてきますので注意が必要。
で、その時はウインカー破損(交換)、バンパー破損(交換)いくらぐらいかかったかわかりませんが、おそらく10万前後ぐらいなのかな、と推測しますが私の負担金はどうだったのか?
負担金としてはなかったけど、その月の無事故手当(2万円)が「なし」という対応でした。
どんな会社でも毎月、無事故手当というものがあって事故やスピード超過(ドライブレコーダで速度は記録されています)などがあるとそこからひかれるパターンがおおいかなと思います。
あとは、警察呼んで事故証明とったり、、会社に戻ってから事故報告書。
ちょっと、面倒でしたね。とは言え、そういうことはレアケースなのかなと思います。
あと、事故を起こす人は繰り返す。
個人の車でよく事故を起こす人はやっぱり、他人(会社)の車でもよく事故を起こす。今の会社にもいるけど、こういう人はドライバーに向いてないと思いますね。
トラックドライバー(運転手)不足?
最近、けっこうこの話題を耳にすることが多い。
確かに不足しているとは言え、業務は回っています。
人がいないのであれば仕事を減らすし、仕事はいくらでもあるから人がいれば仕事を増やす。それだけのことかなと思います。
そういう意味では、現状は食いっぱぐれのない仕事なのかな、と思います。
あと、ちょくちょく「飛ぶ」という人がでてくる。どの業界でもこの「飛ぶ」という表現は使うと思うんだけど、要は「いきなり仕事にこなくなる」こと。
そして、連絡もつかない。
運送業界はこの頻度が高いように感じる。半年間働いて、そういう人はいまのところはいないけど私が入る前に何人かいたらしい。
責任を持って仕事に取り組んで欲しいし、取り組みたいですよね。
ドライバーあるある。
ドライバーあるあるをご紹介しようと思います。
と、おもいましたがこんな面白いまとめ記事を発見。笑
自分で書くよりこっちのほうが面白かったんで、興味のある人はこの記事を読んでもらえればと思います。
行きつけのコンビニにはマドンナがいる…。
ほんと、砂漠のオアシスに見つけた女神のように見えますよね…。
トラックドライバー(運転手)の仕事はどんな人がいるの?
個人的には、運転が好きなら誰でも向いてると思ったりします。
あと、対人関係が面倒だと感じる人。私はこちらに当てはまりますね。運転もすきだけど。
人付き合いが煩わしいなぁと感じながら働いてる人にはすごく向いてるんじゃないかなと思います。
あと、運転中、自分の好きな音楽やラジオが聞けるし。ラジコはタイムフリーで深夜の放送を昼に聞くことも可能。
オールナイトニッポンとかTBSジャンクなんかは遅くまで起きてないと聞けなかったのが、今ではいつでも(だいたい1週間ぐらいなら)聞くことができる。
あと、重宝するのがオーディブル。朗読してくれるから、これはいい。
1か月お試し体験があるから、ちょっと試してみていらないな、と思ったら解約すればいいし。本も選べて20万冊以上もある。
Audible (オーディブル) - 本を聴くAmazonのサービス女の子ドライバーはかっこいいし、なぜかもてる
これあるあるかもしれないけど、パーキングとかで大型からすげーきれいな人がフアッサ!って降りてくる時ありますよね。
女の子であんなでかい車体を運転するのは正直、かっこいい。
男ドライバー全盛みたいな風潮あって、うちの取引先は基本、手積みだから大変なんだけど、ちらほら女の子ドライバーが増えてきてる。
当然、男ドライバーからちやほやされるし、実際もてると思う…。
トラックドライバー(運転手)暗黙のルール?
これもやってみて意外だったり気が付かなかったことが多い。
駐車場(パーキングやサービスエリア)では白線の右側よりにとめる
これ、高速のパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)のトラック専用の駐車帯を見るとよく分かる。
トラック同志でそうやって停めると自分も車内から出やすいし、他の人も出やすい。
真ん中とか、左側に停めてるトラックドライバーを見ると、この人素人かな?とか思っちゃう。
まぁ、強制ではないからマナーみたいな。だれも教えてくれないから知らない人は知らないんだろうなぁって思う。
坂道は登り優先。
トラックは登り坂はほんとに登らないのよ。
だから、細い道だったり、停車してる車がいたりすると基本は登りの車を優先にしてあげる。
これは大切だなって思う。
対向車からのパッシングは”ネズミ捕り”を知らせてくれている
たまにやってくれる人いるよね。なんだろ?ハイビームにしたままになってたっけ?と思うけどそうじゃない。
パッシングで教えてくれる親切なドライバーさんも多い。こういう人に直接お礼いいたいぐらいの気持ちになる。笑
スモールライトで「行っていいよ」の合図をしてくれる
これは交差点で譲られるときもそうだし、合流時における時もそうです。
夜間走行している場合は、合流も暗くて見えづらい。
いざ合流しようとする後続車がロービームから、スモールライト(車幅灯)に切り替えたら、「俺の前、入っていいよ」の合図。
これけっこうやるし、やってくれる事も多い。道の駅からの合流でトラックが走ってるところに合流とかすごく助かる。
トラック自動運転の時代は近いのか?
これもドライバーを職業にしてる人には死活問題だと思う。
一般車の自動運転は技術的には早く実現しそう、そしてほぼ実現してるけど、トラックにその技術は応用できるか、というところ。
個人的には、相当先だと思う。
山道での走行、雪道での走行、長距離を安全に走行できるのか。
また、雪であれば、当然タイヤチェーンの携行と取り付けも必要。それは現地で人間が行わなきゃダメじゃない?
タイヤチェーンをつけた走行までシミュレーションしてテストしているとも思わない。
そこまでたどり着くのは相当先なんじゃないかと。一般車に比べても台数は少ないはずだから、それを実現したとしてそこまでのコストをペイできるのか?
あともうひとつ、前に読んだ本の話なんだけど、
例えば、線路の切り替え部分に自分が立っているとする。
電車が猛スピードで突っ込んでくる。線路はY字分かれ道の先には、
①ひとりの作業員が作業中。
②数人の作業員が作業中。
連結部分を切り替えなければ②の方向に電車は進む。電車は止まりそうもないし、ここでブレーキを踏んでも間に合いそうもない。
そして①、②の作業員はそれに気が付いていない。
自分なら、どうするか?
みたいな問いかけ。
詳しくはこの本↓を読んでもらいたいんだけど、
こういった「最大多数の最大幸福」の為の選択を自動運転にどう判断させるのか?
法改正やらなんやら、まだ課題は技術的な部分以外の所のたくさんあるような気がしないかな?
と、思いながら定年までは続けたいと思う、今日この頃です。笑
トラックドライバー(運転手)の給料(給与)は?年収は?
私の場合は月に23~25出勤してだいたい12時間拘束(休憩)含む。4トン中距離(一日走行400~500キロぐらい)
で、月収35~40万程度。ボーナスは年1か月ぐらい?まだ全額もらえてないので分からないです。
手取りでだいたい30万行くかな?ぐらいなところ。なので、年収で言ったら500万前後かな。
拘束時間も長いし、休みも少ない。ただ、これだけの給料を他の仕事でもらおうとしたらどんな仕事があるのか?
評価は分かれるところだけど、ひとりで気楽に好きな音楽やラジオを聞きながら仕事して、好きな運転もできる。
ストレスもほぼない。ただ眠い。というところかな。
個人的には好きな仕事だし、もっと早く転職してればよかったな、と思う。
まとめ
いかがでしたか?
長文で分かりづらい文章をここまで読んでくださってありがとうございます。
AI技術や自動運転などが発達して、トラックドライバーという仕事、これからどうなっていくのかわかりませんが、それはどの職業についても同じこと。
このブログを読んで少しでもやってみようかな、と思ってくれたら幸いです。
では、これからもどうぞよろしくお願いします!